市長メッセージ【10月】

更新日:2022年10月05日

職員の皆さん、おはようございます。市長の十屋でございます。

今日も一日、「笑顔であいさつ 日本一 ひゅうが」でよろしくお願いします。

先月発生した台風第14号で、九州地方を中心に全国各地に甚大な被害が発生しました。
亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様方に対し心よりお見舞い申し上げます。

本市では、人的被害は出なかったものの、床上浸水・床下浸水の被害をはじめ、土砂災害や家屋の被害、倒木や冠水による道路被害、港湾施設等の公共施設にも被害が発生しております。

職員の皆さんには、災害対策本部設置から現在に至るまで、台風の情報収集や河川などからの浸水被害区域の情報伝達、市指定避難所や教育施設の避難所の追加開設、運営等に関して長期にわたり頑張っていただきました。

また、災害廃棄物仮置場の設置や運営、高齢者世帯の廃棄物収集、簡易水道の復旧など様々な活動にも頑張っていただきました。

半面、停電の復旧の遅れや九州電力の情報提供が遅れたことに対する、市民の皆さんの不安が増大し、市への苦情の電話が殺到するなど不安を払しょくする難しさも浮き彫りとなりました。

今後は、床上浸水被害等の皆様に「日向市被災者災害時安心基金支援金」等の事務作業を迅速に対応していただきたいと思います。

今回の台風では市民の皆様に真に寄り添うことができたか?
「利他の心」で市民の立場に立った対応ができたか? 改めて各部局で検証し、今後へ生かすために詳細に記録し、市民への情報提供を含め、次世代へ役立てなければならないと考えます。

台風第14号では、長期にわたり市民の皆様の安全安心のために職務に精励していただき感謝いたします。

次に、コロナについてです。

先週から、感染者数も減少傾向となっています。県では、全数検査も簡略化され、感染者の情報も発表は午後4時になり、内容についても居住地別感染者数や自宅療養者数、宿泊施設以外の施設療養者数の発表ではなくなり、9保健所管轄ごとの感染者数の発表となります。
一方で、ワクチン接種については第8波に備えてオミクロン株対応2価ワクチン接種が始まりました。接種対象者は、12歳以上(3回目接種以降、5か月以上経過後)で、これまでのワクチンも感染症の重症化等の予防効果があり、2価ワクチンの追加接種により、一定の発症及び重症化を予防する効果が期待されています。

ワクチン接種係などの関連部署の皆さんには、これまでと同じように多忙な職務が続きますが、医療関係者と連携を密にして市民の皆様の安全安心に寄与するようによろしくお願いします。

また、宮崎県登録無料PCR検査場が10月3日(月)から開設されており、平日は、午前10時から12時まで、午後1時から4時まで土日祝は、午前10時から午後1時まで検査可能となっています。

日向市駅前会場(都町、コスモスとなり駐車場)で予約不要のPCR検査ができますので、職員の皆様も必要に応じて活用してください。

最後に、9月定例議会についてです。

40日間の長丁場の議会も昨日閉会し、9月補正議案、追加議案も無事議決いただき、また、令和3年度歳入歳出決算議案も承認いただきました。

職員の皆さんの協力に感謝いたします。

それでは、今月も一緒に頑張りましょう。

【今月の一言】

台風14号について

まず初めに、私が尊敬する京セラ創業者「稲盛和夫」氏が老衰のため逝去されました。

稲盛さんは、「利他の心」について次のように言っています。

「私たちの心には「自分だけがよければいい」と考える利己の心と、「自分を犠牲にしても他の人を助けよう」とする利他の心があります。利己の心で判断すると、自分のことしか考えていないので、誰の協力も得られません。自分中心ですから視野も狭くなり、間違った判断をしてしまいます。

一方、利他の心で判断すると「人によかれ」という心ですから、まわりの人みんなが協力してくれます。また視野も広くなるので、正しい判断ができるのです。

より良い仕事をしていくためには、自分だけのことを考えて判断するのではなく、まわりの人のことを考え、思いやりに満ちた「利他の心」に立って判断をすべきです。

とネット上で言われています。いま一度、「利他の心」をかみしめています。

稲盛和夫氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

さて、台風第14号が過ぎ去り、本市において甚大は被害が発生しました。

今も災害復旧に向けって頑張っている市民の皆さんと共に、一緒に頑張っていかなければなりません。

そこで、私は次のようなことを考えました。

  1. 災害対応で市民に寄り添うことができたか?
  2. 各部局間で横の連携が図られ、情報共有ができたか?
  3. 市民に的確な情報提供が迅速にできたか?
  4. 自分が関係する防災計画を読み込んでいたか?
  5. 実際の計画通り行動できたか?
  6. 様々な対応の中で条令・規則・慣例などに縛られ、柔軟な対応ができなかったのではないか?
  7. 被災者の立場を考えて言葉を発言したか?
  8. 被災後の状況を予想・想像して物事を考えることができたか?

その他にも、色々と反省すべき点が浮かび上がりました。

まずは、「平常時の備え」が大事であること、平時の訓練ができていないと危機への対応はできないと考えます。

首長の責任は重いが、危機への対応能力には限界があり、災害での意思決定の仕組みや専門性を研修する必要があること。また、自衛隊、国土交通省、気象庁など他機関と平常時から連携を密にし、遠慮なく「助けてほしい」と言える関係性を築いておく必要があること。

次に、市民との対話も重要である。

例えば、避難勧告・避難指示・は、真夜中でも、空振りでも、様々な災害対応では人命第一だと考えて躊躇なく行うことを伝えておくこと。

職員にも自らの命を守ることを最優先にすることを徹底する。など市民と情報を共有し連携を密にしていくこと。

次には、危機に直面した時の行動など、自然災害発生時の行動や意思決定など対応について備えておかなければならないことがあります。

トップとしては、判断を早くすること、そのためには現場からのリアルな情が災害対策本部に届く組みづくりが必要であること。

また、市民は切羽詰まってからの避難ではなく「早く逃げる」風土を醸成しておくこと。

人間は、自分に迫りくる危険を過小評価して平穏を保とうとする「正常化の偏見」という強い心理が働くので、早目の避難を何度もしつこく呼び掛ける、今回も市民に聞くと「市がしつこく避難を呼びかけたので非難した」という声を聞きました。

次には、市民やマスコミなどから情報収集や苦情等の電話があるので、今回と同様に電話対応班を準備しておくこと。

そして、とにかく被害状況・対応状況・現場写真など、各部署の詳細な記録を残しておくことが大事です。

次は、救援・復旧・復興への対応についてです。

発災直後にボランティアセンターを立ち上げ、ホームページ等で広く呼び掛けること、

また、職員は被災家屋調査や応急仮設住宅の建設、受援体制の整備等、職員しかできないことを優先させることが、迅速な復旧・復興に繋がると考えます。

トップは、マスコミを通じてできる限り市民尾前に姿を見せ「市役所も全力で取り組んでいること」を伝えて、市民の苦しみや悲しみを理解していることを伝える。

また、大量の災害廃棄物が出るので、事前に広い仮置き場を準備しておき、苦情が出るが市民にできるだけ分別をしていただくようにお願いする関係性を作っておく必要がある。

次は、庁内に被災者の相談や罹災証明の発行などの「ワンストップ窓口」を設置して負担軽減を図ることが大事と考えます。

以上、長々と書きましたが、これは一部の例ですが、今後の取り組みとして今回の台風災害を検証し記録に残し、市民と共有し、人命第一の災害対応を取り組んでいきたいと考えています。