市長メッセージ【1月】

更新日:2023年01月05日

職員の皆さん、明けましておめでとうございます。市長の十屋でございます。
皆様におかれましては、清々しい新年をお迎えのことと謹んでお喜び申しあげます。
また、昨年は職務に精励し、市政の推進にご協力いただき御礼申し上げます。
今年も、「笑顔であいさつ 日本一 ひゅうが」で、市民サービスの向上に努めていただきますようよろしくお願いします。

昨年は、年末にコロナの感染者数が急拡大し医療非常事態宣言が発令され、3年連続してコロナに翻弄されました。そして、高病原性鳥インフルエンザも同時に確認されて年を越しての消毒作業に職員の皆さんにご負担をかけました。

また、台風第14号で大雨特別警報が発表され、甚大な被害が発生しました。1月には、深夜に震度4の日向灘地震が起き、職員への連絡体制の課題も浮き彫りになりました。

そして、年間を通してコロナワクチンの集団接種やマイナンバーカードの交付事業、6月の参議院選挙や県知事選挙など、全庁挙げて取り組まなければならない職務が多数あり職員の皆さんの協力に感謝いたします。

次に、明るい話題として富島高校野球部の甲子園出場、富島中学校ラグビー部の全国準優勝、日向工業高校ソフトボール部の全国第3位など、中高生の活躍で市民の皆さんに元気を頂きました。

経済面では、細島港の第19号岸壁整備の事業化や馬ケ背展望台「スケルチャ」など観光面、新型コロナや物価高騰、災害復旧などの支援策など様々な事業にも取り組んでいただきました。また、地域課題解決に向けて住民主体による「東郷地域振振興計画」の策定など、皆さんの努力や協力に感謝いたします。

さて、今年は、癸(みずのと)のうさぎ年で、意味は「これまでの努力が花開き、実り始めること」といった縁起の良さを表しています。つまり、ここ数年のコロナ禍の経験をバネに日向市の飛躍、市民生活を向上する年にしていきたいと思っています。

まず、4月には東郷地域の持続可能な医療体制を早期に充実させるために、東郷診療所本体工事に着工、また、東郷分遣所へ救急車を配備し救急体制をスタートさせます。

プロ野球キャンプ誘致や小中高生が素晴らしい環境でプレーできる、お倉ケ浜総合公園野球場改修事業も着手します。日向市総合体育館整備にもしっかりと取り組んでいきます。

細島港16号岸壁整備が来年度の完成予定となっておりますので、林業振興やSDGs観点でゼロカーボンシティー宣言や移住促進のためのワーケーション事業やDX推進事業、日本版持続可能な観光ガイドラインの推進、新図書館整備事業の検討など、また、児童虐待や貧困問題、重層的支援、高齢者政策など、様々な政策に取り組んで参ります。

そして、コロナ禍でも市民の皆さんの元気が出るような事業にも取り組んでいきたいと考えます。例えば、クラウドファンディングを活用した「仮称・市民が元気花火大会」なども実施したいと思います。これは一例ですが、これまで市民の皆さんがまちづくりに積極的に取り組んでイベントを開催していた事業について、行政としてもしっかりと応援していきたいと考えます。その事がひいては、日向市のまちづくりや発展に大きくつながると思います。

つまり、日向市政の発展やまちづくりの基本は人づくりだと考えます。そのためには、市民の皆さんが自ら市政に関心を持ち、積極的に関わっていただく環境を整えることが大事だと思います。職員の皆さんは「人のため世のために尽くすことが、人間として最高の行為である」という「利他の心」を実践していただき、市民とともにまちづくりに頑張りましょう。

今年の事業と目指す方向性は、癸卯(みずのと・う)になぞらえて、コロナ禍の中でも皆さんが市民サービスのために努力をしてきたことが開花し飛躍し、市民生活が向上する年にしていきましょう。それを踏まえ、今年の言葉は、全職員でADVANCE 前進する」といたします。

それでは、今年も一緒に頑張りましょう。

【今月の一言】

生き方が変わる!空海 黄金の言葉集

名取芳彦(元結不動密蔵院住職)著~掲載

~心の名医とよき師を持とう~

よき師や友を得るには周囲との絆を深めること

空海のことばは、「激しい毒は自分で消すことができない、医王(名医)だけが治療できる。宝珠はもとから宝珠なのではない、工人(職人)が磨くことで宝珠となる」という意味。

原文では続けて、「仏をたとえれば、医王であり工人である」として、その徳が限りないことを讃えています。

本来、私たちの人生にも、医王や工人にあたる存在が大切なはずです。深い苦しみにあるときに、適切な助言や思いやりによって改善の道を示してくれる医王、これは親友や師、肉親にあたるでしょう。また、まだ原石のような状態のときに、隠れた才能や素質を見だし、輝かせてくれる工人、これは師や指導者にあたります。

しかし、最近は人と人の心の結びつきが希薄になってきたといわれ、生涯の友を持つことも、よき師を得ることもむずかしく、肉親でさえ真の理解者とは言いきれない世の中になってきています。時代が生む煩悩いっぱいの社会でこそ、仏の徳をあらためて思い、周囲との心の絆をより深めていく努力が大事だと、空海は言っているのです。

宝珠とは、災難を除き、濁水を清くするといわれ、思い通りになる珠のことです。
宝珠を得るとどんな願いもかない、欲しいと思っている宝物を作り出すといわれています。手に宝珠を持っている龍神の像も、良く知られています。宝珠を入手すれば、多くの財宝を得ることができるようになり、毒におかされず、火にも焼かれないといわれています。

【私見】

これまでのコロナ禍の中の3年間は、人と人とのつながりが希薄になり絆が薄れてきています、スマホが普及した社会では、報道にあるように結婚相手をマッチングアプリで選ぶ社会になっています。しかし約6割の出会いが被害にあうというデータがるように大切なのは、人と人が「いつ、どこで、だれと、どのような」出逢いをするのかが大事だと考えます。

出逢いというのは、ご近所や職場の先輩後輩、趣味の仲間、スポーツの指導者などの助言、人と人とのつながりなど出逢う場面はいろいろありますが、「心の名医とよき師を持とう」と言われるように様々な場合があります。

そして、時代が変わっても、変わらないものは人との出逢いは、その人の人生に影響を与えます。

私は、これまで育ててくれた両親はもとより、地域の人、仕事で出逢った人や趣味のバスケの仲間など、そして、政治家として市議、県議、首長として経験をする中で、いま振り返ると市民や先輩議員や首長、職員には素晴らしい方々がおり、その方々との出逢いを大事にしてきました。

人との出逢いはスマートフォンやグローバルなネット社会にどの様に変わろうとも、いつの時代でも直接顔を見合って話し、雰囲気や感情、表情、相手の言葉に耳を傾ける姿勢、そして、真心や相手を尊敬する謙虚な気持ちがとても大事な時代になってきていると思います。

次に書いた詩が、考えさせられる詩だと考えます。

出逢い

いつ どこで だれとだれが

どんな出逢いを

するか

それが大事なんだなあ

相田みつを