市長メッセージ【4月】

更新日:2023年04月03日

職員の皆さん、おはようございます。市長の十屋でございます。
今日も一日、「笑顔であいさつ 日本一 ひゅうが」でよろしくお願いします。

4月に入り、暖かくなり草花が咲きほこり、人との出会いと別れの季節となりました。
新年度を迎え、市政発展に貢献されました名誉市民を偲び「日向市名誉市民顕彰式」が、この後顕彰碑の前で執り行われます。
そして、本市の未来を担う新規採用職員24名がそれぞれの職場に配属されます。
期待と不安を抱きながら入庁されますので、職場全体でしっかりとサポートをよろしくお願いします。
また、私の哲学である、稲盛和夫氏の「利他の心・・・人のため世のために尽くすことが、人間として最高の行為である。私利私欲を捨て、他の人を良くしてあげようという心がなければ、自分自身も決して幸せに豊かになれない。」ということを新年度にあたり、今一度確認をお願します。

次に、組織の改編についてです。
新型コロナウイルス感染症の法律上の位置づけの変更や人権行政の円滑な業務遂行、総合体育館整備に関しての名称変更など、総合計画の後期基本計画に基づく施策や事業を効果的、効率的に推進するために組織改編を実施しました。
人事異動については、管理職等の退職や、組織改編に伴う配置替等を基本に行いました。新たな職場に異動された方々は、慣れない職場となり、様々なとまどいやご苦労もあろうかと思いますが、組織として連携を図り頑張っていただきたいと思います。
なお、自治体DXの推進やワーケーション事業の更なる展開など、民間や県からの人事交流も行い、DXによる市民サービスの向上や移住定住に向けた関係人口の増を図っていきます。このような中に、自治体DXに積極的に取り組むために、私自身が率先垂範して、ペーパーレス会議等を実践していきます。職員の皆さんも自治体DXの推進に向けて意識変革をはじめ、DXへ積極的に取り組んでいきましょう。

次に、新型コロナウイルス感染症についてです。
ウイルスが確認されてから3年が過ぎ、マスク着用も個人の判断という状況となり、ようやく落ち着きを見せています。しかし、高齢者施設や医療機関などでは、引き続き感染防止対策を実施しておりますので状況に応じてマスク着用等について対応をお願いします。
最後に、本年度は、私の2期目の最終年度となります。原油価格の高騰、物価高で厳しい地域経済の再生を図り、市民の暮らしを支え笑顔と元気を取り戻して、『日向市を「ADVANCE 前進する」』を今年の合言葉に全庁を挙げて取り組んでいきましょう。

それでは、今年度も一緒に頑張りましょう。

【今月の一言】運命をひらく「山田方谷の言葉 50」
野島 透氏・田中里味氏・片山純一氏共著
ふみ見るも、鋤もて行くも一筋の学びの道の、歩みあるべし
~学びの道は机上の文のみならず~
書を手に学業に励むのも、鋤を手に野山の開墾に精を出すのも、学びの道に変わりない。

この言葉は、明治6年(1873年)(岡山県美咲町)で方谷さんが詠んだ歌です。
明治維新後、大久保利通は方谷さんに新政府の財務大臣就任を要請しましたが、方谷さんは「二君に遣えず」という強い信念のもと新政府には遣えませんでした。
方谷さんの理念である「市民撫育」(全ては国民のために)、「至誠惻怛」(まごころと相手をいたみ悲しむ心)に基づき、今まで光が当たらなかった庶民教育に光を当て、将来世代の育成に力を注ぎました。農民、商人などの庶民教育は「寺子屋」などしかなく、方谷さん自身も貧しい農民出身から教育によって身を立てたこともあり、「教育こそが国民の幸せを向上させる」と考えていました。
方谷さんは庶民教育の重要性を藩主に説き、「学問所」や「教諭所」、家塾や寺子屋などの教育施設の設置、充実を図りました。また、方谷さんの私塾では女性の福西志計子を入塾させるなど、当時まだ女性教育が十分行われていない中で、女性の自立のための女子教育にも力を入れました。
方谷さんは子どもたちに夢(志)を持つことの重要性を説き、「一生懸命努力すること」(励行)と「知恵を使うこと」(遊芸)を唱えました。方谷さんの教授法は個人一人ひとりの個性を伸ばしていくやり方でした。素読(声に出して読む)を重視し、子ども同士が教えあうことで理解を深めさせました。素読重視の教授法はじめ将来の夢や自分を語る教育法は、個人の力を高める教育として現代にも生かせます。

【私見】
産業革命が成功した列強国が市場を求めてアジアへの勢力拡大が勢いを増し、1853年に米国東インド艦隊司令長官ペリーが強硬に開国を迫りました。その結果1854年に日米和親条約を締結し、英国、オランダ、ロシアとも条約を結んだことは明治維新へと大きな動きとなり、同時に、日本の近代国家への歩みとなるきっかけとなりました。
幕末期に維新へと至るまでに革命家である、吉田松陰や坂本龍馬、高杉晋作、佐久間象山等の中でも、吉田松陰の「松下村塾」は武士や町民など身分の隔てなく塾生を受け入れ、「識の高杉晋作、才の久坂玄瑞」と言われる人材を輩出しています。
また、維新の父のもう一人「島津斉彬」の薫陶を受けた西郷隆盛や大久保利通も国創りへ大きく貢献しました。
人づくりこそ国づくりといわれるように、国家百年の計を確立するために、教育がいかに大事であるかを山田方谷が唱えています。
そういう意味では、私が尊敬する「山田方谷」や「吉田松陰」と共通認識で一致し、本市のまちづくりの考え方の基本は、ふるさとを愛し、地域を担い、産業を興し、まちの力を生み出す「人づくり」を最重要と考えています。